(1)
厚木市立病院建設工事の
進捗状況について
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◯松田委員長
日程2
厚木市立病院の
整備状況についてを議題といたします。
(1)
厚木市立病院建設工事の
進捗状況について、理事者の説明をお願いいたします。
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◯病院建設課長
厚木市立病院建設工事の
進捗状況についてご説明申し上げます。
まず初めに、3月18日、当病院の新病院建設現場の視察にお越しいただきまして、ありがとうございました。現場での皆様のご意見等を参考にさせていただきながら、これまで以上に安全第一、なおかつ近隣住民への配慮を心がけ、工事を進めさせていただきたいと思っております。
それでは、資料をごらんください。建設工事の状況についてご説明申し上げます。
今回の工事の内容につきましては、地下1階の躯体工事です。工事期間につきましては
平成26年3月下旬から
平成26年5月末までを予定しております。現在、現場造成ぐい、耐圧盤及び免震下部基礎躯体工事が完了し、免震装置104カ所の取りつけを行っており、3月下旬、完了予定にしております。この免震装置の取りつけが完了した部分から、免震上部の基礎躯体、本格的な建物の躯体になりますが、そちらの配筋、型枠等が終わったところからコンクリートの打設を施工する予定でおります。地下の柱及びはり、1階の床のコンクリートの打設の完了を5月下旬までという形で計画しております。
現在の工事の
進捗状況でございますが、約20%で、ほぼ良好な形で施工が進んでおります。第I期工事の救急・手術棟並びに新南棟につきましては、本年12月の完成を目指して総力を挙げて頑張っていきたいと思っております。
資料の下のほうの計画配置図でございますが、黒く塗り潰してあるところが第I期工事の2棟になります。真ん中の部分が第2期工事の中央棟で、資料の左手は第III期工事の外構整備という形で計画しております。
裏面のページをごらんください。これが新棟の計画断面図でございます。両側が第I期工事の部分で、低いほうの左側が救急・手術棟、右側が新南棟、真ん中が中央棟の第II期工事の部分になります。
左の丸の部分を拡大したのが資料の下のほうの詳細な図面になります。この部分についてご説明申し上げます。下のほうから、くいにつきましては9月に完了しております。免震装置を支える耐圧盤については高さが約1.5メートルから1.7メートルで、2月末に無事完了しております。皆様にごらんいただきました免震装置の取りつけも3月末で完了予定です。その後、1階の躯体が4月末、次いで1階の床の初めてのコンクリート部分が5月末になります。
隣の資料をごらんください。3月13日現在ですが、工事の一番下の耐圧盤におりまして撮影したものでございます。上が救急・手術棟、俗に言う北棟になります。下が新南棟で、現状の写真をご提出させていただきました。
以上、建設工事の進捗並びに今後の予定等についてご報告いたしました。
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◯松田委員長
理事者の説明が終わりました。おととい、3月18日、現地視察もし、意見交換もさせていただきましたが、この
厚木市立病院特別委員会はインターネット中継もしております。市民の皆様にお知らせをする意味でも、繰り返しでも結構でございますので、質疑等お出し願います。
6 ◯徳間委員
新南棟と救急・手術棟の連絡通路は何階ですか。
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◯病院建設課長
新南棟と救急・手術棟の連絡通路は地上3階です。手術の部屋から直接病棟に入れるように、そこに渡り廊下を設ける形で考えております。
8 ◯沼田委員
現地視察をさせていただいて、順調に進んでいるのを改めて知ったわけですが、ことし12月くらいにはでき上がるということです。このままでき上がるのかと思ったら、1階ごとに1カ月ぐらいで進んでいくという進捗も聞かせてもらいました。納得できましたけれども関連で、ちょっと先走ってしまっているかもしれませんが、工事が始まってからでは遅いので。私がいつも心配している駐車場への進入路の関係ですが、今、ゲート式コインパーキングになって国道の渋滞が半減されたように思うのですが、ぜひ新しい駐車場に関しましても、駐車場側へ呼び込むような手法で行っていただきたいと思います。ちょっと早いのですが、その辺はいかがですか。
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◯病院建設課長
新病院の外構工事になるかと思いますが、国道からの引き込みにつきましては、病院の敷地内に約20台の車が一時的に滞留できるスペースを設けた形で計画しております。
10 ◯沼田委員
滞留スペースを長くすれば駐車スペースが減るので、長くすればいいものでもないと思うのですが、しかし、そうすることによって国道の渋滞等が避けられるわけです。できるだけそういう方法でお願いしたいと思います。
11 ◯田上委員
住民説明会で、コンクリートを流し込むときに少し振動があると説明されたと思うのですが、その後、苦情等はありましたか。
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◯病院建設課長
コンクリートを打つ際に、型枠等々にバイブレーターというものをつけまして、コンクリートが流動するような施工方法をとらせていただきます。この内容につきましては周辺の方々のご理解も賜りまして、現段階で苦情等はございません。現場につきましても、極力型枠の音が出るところではなくて、直接有効的にコンクリートが打てるような配慮をさせていただいております。
13 ◯石井(恒)委員
私が心配していたミキサー車の出入りとか騒音の関係では本当にご配慮いただいて、周りの皆さんにお聞きしますと気を使ってやってくれているという話で、多分そちらにも苦情はほとんど行っていないと思うのですが、ただ、今までの躯体工事はどちらかというと地下なので、これから地上に上がっていく中では、外に漏れる騒音がより大きくなってくるのかなと思っているのですが、その辺の工夫なり配慮はどのようにされていくのか聞きたいです。
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◯病院建設課長
地下の工事に関しましては、音の漏れは上に上がりますので、さほど横への影響はないかと思います。今後、5月以降、新南棟は1階から6階、北棟は4階まで上がる工事になるということで、足場を先行させていただきまして、足場にできる限り防音的なシートをかけながら施工していきます。新南棟につきましては、既存の病棟との差が約2.5メートルしかないので、光の漏れなどの問題も出てきます。そこにつきましてはきちんとした防音・遮光作業をさせていただいた中で工事を進めていきたいと思っております。
15 ◯寺岡委員
これからコンクリート打設などになってきて、上層の建物の工事に入りますと、これまでは土の搬出等のトラックだったと思うのですが、これからは建物を建てる機材の搬入等になります。そのトラックの比較というか、これまでと変わらないのか、今までより少な目になってくるのか、その辺はいかがでしょうか。
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◯病院建設課長
工事車両につきましては、確かに土を出す段階ではほとんど毎日のように現場から出ていました。現段階はコンクリート工事ということで、ミキサー車はほとんど毎日のように現場に入っています。台数的には約100台入っています。コンクリート工事が終わるころには内装の仕上げ工事の部材が入ってまいりまして、そのときには建築も電気も衛生も空調もと工事が多層になってまいりますので、工事車両は増大する形になるかと思います。これに関しましては、出入り口の交通誘導員の増員などの対応をとらせていただいて、万全な体制で臨んでいきたいと考えております。
17 ◯寺岡委員
やはりこれまで以上ということですので、近隣の渋滞等の関係も十分考慮していただきたいと思います。
参考までに、これまでに入院患者や来院者から大きな苦情等はありましたか。
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◯病院建設課長
入院患者並びに外来患者には、張り紙等でご連絡させていただいた中で工事を進めています。特に入院患者につきましては、南棟は直接の現場に近いので、夜間作業をする場合はなるべく早い段階でお知らせさせていただいて、消灯までには終わるように心がけております。あと、救急で来られる方に関しましては工事車両と直接重なりますが、ガードマン、警備員等を含めて病院側で対応させていただいております。ですから今のところ大きな苦情はないかと思います。
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◯松田委員長
ほかになければ、本件はこれで終わります。
(2) その他
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◯松田委員長
次に、(2)その他について、ただいまの説明以外に委員各位からご質問等がありましたらお出し願います。
21 ◯田上委員
救急・手術棟に導入するハイブリッド手術室について詳しくお聞かせいただきたいのと、導入は建設と合わせてということで、その効果としてどういうことが考えられるのか、教えてください。
22
◯病院建設課長
手術室は3階にありまして、そちらの1カ所を血管造影装置をつけたハイブリッド手術室にして、血管治療ができる形で考えています。完成時にはそちらの医療施設等々についても配備する計画になっております。
23
◯病院事業局長
このハイブリッドオペ室につきましては、血管造影装置がつきますので、今後、血管外科が配置される予定です。血管外科治療と脳神経外科治療と両方できるような体制で臨んでいきたいと考えてございます。
24 ◯田上委員
血管外科と脳神経外科の医師の体制はどのようになりますか。
25
◯経営管理課長
今の段階では
厚木市立病院に血管外科のドクターはおりませんので、ハイブリッドオペ室等施設の完成に合わせて医師を派遣していただけるように、大学と調整を図っているところでございます。
脳神経外科医につきましては、現在も診療を行っておりますので、その体制の中で行っていきたいと考えています。
26 ◯田上委員
ハイブリッドオペ室では血管造影ができ、血管を見ながら手術をすると思うのですが、それはどんな医師でもできるのですか、特殊な技術が要るのですか。
27
◯経営管理課長
血管外科という専門領域の治療になるので、その技術を持ったドクターに来ていただけるように、今、調整しているところでございます。
28 ◯栗山副
委員長
今工事中の北棟、新南棟が1年後には稼働するということですが、そうすると今の段階で医療スタッフを確保しておかなければいけないと思うのです。今回の就職予定者と退職予定者の関係は、来年度のオープンに向けて体制を整えているのでしょうか。
29
◯経営管理課長
新病院のオープンに向けまして、ドクターもそうですが、特に看護師につきましては今より増員しなければ診療体制がとれませんので、新病院に合わせて採用計画を立てながら人員を配置しているところです。3月1日現在、全体で420人の職員がおります。そのうち看護師は274人いて、11人退職するのですが28人採用しますので17人ふえまして、4月1日現在で291人の予定でございます。それから、コメディカル部門の医療技術職につきましては、3人退職しますが4人採用しまして1人の増員。医師につきましては、ここでかわりますが、トータルで4人増員する予定になってございます。来年度は現在より22人ふえる体制をとっておりまして、新病院に向けた採用計画におおむね合っている形で進んでおりますが、来年度もまた採用を進めていきたいと思っております。
30 ◯栗山副
委員長
おおむねということで、もう少し欲しいところではないかと思いますが、オープンに向けてさらに採用していくことはあり得るのでしょうか。
31
◯経営管理課長
今、第I期工事を行っていて、来年初春にはオープンの予定ですが、毎年度ごとに増員する形で採用を考えておりますので、今のところ計画どおりに進んでいると思っております。
32
◯病院事業局次長
平成26年度当初、本来であれば若干少な目でございますが、工事が若干おくれて12月に完成してオープンということで、それに合わせて看護師も含めて増員していく予定です。それに合わせた形で職員は充足できると思っております。それと来年度、新旧の建物両方を動かすことになります。医療技術部門等が若干分散した形で業務することになりますので、それに対応するためにも人員をふやす予定でおります。何とか第I期におきましては職員もそろった形で病院を動かすことができるかなと考えております。
33 ◯徳間委員
厚木市から離れてから、人の採用がしやすくなったということはありますか。
34
◯経営管理課長
地方公営企業法全部適用になりましてから、病院の管理運営は病院事業管理者のもとで行っております。職員の採用につきましても、病院事業管理者の権限のもとに行っております。やはりその時々で必要な人員等もありますが、病院事業管理者の考えのもと、採用も
厚木市立病院で進めることができております。その点は前と変わったところでございます。
35
◯松田委員長
ほかになければ、本件はこれで終わります。
36
◯松田委員長
以上で本日の
日程は終了いたしました。
次回の
特別委員会は、
平成26年6月27日金曜日、本会議等の終了後に開催いたします。
なお、変更する場合はファクス等でご連絡いたします。
これをもちまして
厚木市立病院特別委員会を終わります。
(午後2時18分 閉会)
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